聖霊降臨後第19主日

今日の福音で、イエスさまは天の国について話をして下さいます。
王が家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばれます。
一度目・・・招かれた人は来ようとしない。二度目・・・一人は畑に一人は商売に、又他の人は家来たちを殺してしまいます。そして、三度目・・・。
王は、招きを断られ、無視され、大事な家来が殺されても、又、婚宴に来てくれる人を探そうとされます。
この王の心。
イエスさまは、神さまの心はこの王の心だと、伝えて下さっています。
何度も何度も。来る日も来る日も。今日がダメでも、又、明日、明後日。探し続けられる。
そして、三度目に、王は家来にこう言います。
「町の大通りに出て、見かけた人はだれでも婚宴に連れてきなさい。」
そして、家来がその通りにすると、婚宴は客でいっぱいに。しかも、善人も悪人もみんな一緒に集まって。
これが神さまのなさる業だと、イエスさまは教えてくださっています。
神様のなさることは、いつも、“いっぱい”になる、満ち溢れる業だと。
生きている間に良いことをした人も、悪いことをしてしまった人も、みんな、神さまのもとに集められ、婚宴の食卓に招かれる・・・これが、天の国ですよ、と。
“主の恵みは、朝ごとに新しい。主のまことは、それほどに深い”
神さまの心を、「礼服」として頂いて心にまとい、今日も生きよう。

マタイによる福音書第22章1-14節

2020年10月11日