聖霊降臨日
私たちは、どのような時に【聖霊】の働きを感じるのでしょうか。【聖霊】は、ギリシャ語で「風」「空気」「大いなるものの息」という意味で表される、「プネウマ」と言われていたようです。このように考えると、【聖霊】は特別な方ではなく、私たちの身近な方と言ってもいいのです。
今日のみことばは、最後の晩餐の席でイエスが弟子たちに聖霊を送ることを約束された場面です。イエスは「わたしは父にお願いしよう。父は別の弁護者を遣わして、永遠にあなたがたと一緒にいるようにしてくださる」と弟子たちに言われます。
またイエスは、その前にまず、「あなたがたは、わたしを愛しているならば、わたしの掟を守る」と言われ、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:34)と言われたことを弟子たちに思い起こさせます。イエスは、聖霊を与える条件として「新しい掟を守る」ことを示されます。「掟を守る」というと義務のようで硬い感じがしますが、【聖霊】は、三位一体の神の一つのペルソナですから、【愛】がないところには、聖霊が入ることができないと言ってもいいでしょう。
イエスは、ご自身がおん父にお願いして私たちに【聖霊】を遣わすことを約束され、その【聖霊】が永遠に一緒にいてくださると言われるのです。このように素晴らしいことはないのではないでしょうか。さらに、「……父とわたしはその人のところに行き、一緒に住む」とも言われます。私たちの中には、三位一体の神が一緒に住まわれているのです。
私たちは、日々の生活の中で、もっともっと【聖霊】を身近に感じて歩むことができたらいいですね。
ヨハネによる福音書14章8-17節
2022年6月5日