降臨節第2主日
神の言葉が、荒れ野でザカリアの子ヨハネに降ります。
ヨハネの内に働く、神の言葉、その思い・願いは、人々に罪の赦しを与えること。神と人とを分けへだてている壁をとりのぞくこと。
逝去5年経になります、アフガニスタンで医師として働かれた中村哲さんの本が目にとまり、そのタイトルが心に響きました。
「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」。
もし、世界に、私の歩む一日一日の人生の歩みに、人々への愛と真心が広がれば、優しさとぬくもりが広がれば、それがどんなに小さなものであっても、希望の光となって世界を、私の歩む道を照らしてくれると思います。
ルカは、クリスマスを待つ私たちに預言者イザヤの言葉を用いてこう呼びかけています。
「主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ」と。
心を、神への愛、人々への愛にまっすぐに向けて生きる。そうすると……人は皆、神の救いを仰ぎ見るのです。
なぜなら、愛といつくしみのあるところに神が共にいてくださるからです。
ルカによる福音書3章1-6節
2024年12月8日