顕現後第1主日

今日の福音で、イエスは両親と共に生活したナザレを離れ、福音のよき使りを宣べ伝えに出かけていきます。

イエスは、“出かけて”出会う人々に宣教するというよりもまず、人々と共にいて、その人たちと同じようにヨハネから洗礼を受け、そして共に祈られます。
このイエスの“人々と共にある姿”に、とても心打たれます。 イエスが人々と共にあり、祈っていると天が開け、聖霊がイエスの上に降ってきます。 そして、天から声がひびくのです。
「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」と。
イエスの使命は、まさにこの天からの声のひびきを、ご自分の姿を通して、人々のもとへ届けることなのです。
イエスに注がれる天のおん父の愛が、イエスと共にある人々のうちにも注がれるよう、イエスと出会う一人一人の心のうちに、イエスに語りかけられたあの声が、同じようにひびくようにとの願いをこめて、イエスは、人々と共に在り祈られます。
私たちが祈る時、イエスが必ず共にいてくださり 、共に祈っていてくださることを信じ、感謝し、喜びを携えながら信仰の旅路を今日も歩んでいきたいと思います。

ルカによる福音書3章15-16、21-22節

2025年1月12日

主日の福音から

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