聖霊降臨後第19主日

今日の福音朗読箇所において、イエス・キリストは弟子たちに「気を落とさずに絶えず祈ること」を伝えていました。弟子たちは、すぐに諦めてしまうような弱さをかかえていたからです。忍耐強く、神に対して関わろうとする努力が、あらゆるキリスト者にとって必要だからです。
この朗読をとおして、私たちは諦めないで忍耐強く努力する姿勢を学ぶことになります。神に信頼する人は常に一貫して態度を変えません。ゆるぎない信頼をいだきつづける忍耐強さが備わっている状態は、まさに信頼の篤い信仰者の姿です。
イエス・キリストは自分自身が神に対していだいている信頼の度合いと同じ愛情深さを弟子たちにも実感させようとして、「やもめ」のたとえ話を用いることで、決して諦めない信仰者の姿を紹介しました。
私たちも神への信頼の度合いを高めて常に一貫して諦めない姿勢を保てますように。今日の聖餐式をとおして真剣に祈りたいものです。

ルカによる福音書18章1-8a節

2025年10月19日