復活節第6主日

今日の福音で、イエスは何よりもまず、「わたしの愛にとどまりなさい」と呼びかけています。イエスの愛は、天のおん父の愛。その愛で、イエスはわたしたち一人ひとりを愛してくださっている。この愛にとどまりなさい、との呼びかけをきくことは、とても嬉しいことです。
愛があれば、そこには喜びがあります。
「これらのことを話したのは、わたしの喜びが、あなたがたのうちにあり、あなたがたの喜びが満たされるためである。」「わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい。」
イエスは知っています。私たちの心を喜びで満たすのは、物でも、お金でも、名誉や評判でもなく、愛、互いに愛し合う心なのだと。しかも、天のおん父が愛してくださったように愛する心、生き方なのだと。
そしてさらに、イエスは言われます。
「わたしの命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。」
友。
イエスはわたしを、あなたを”友”と呼んでくださる。呼ぶだけでなく、友として共に歩み、まことの喜びにあふれる生き方を、わたしに、あなたに教えてくださる。
「わたしの愛にとどまりなさい。」
このイエスの呼びかけを、祈りの中で、日々の小さな生活の中でひびかせよう。
イエスの友として、今日も生きるために。

ヨハネによる福音書15章9-17節

2021年5月9日