聖霊降臨後第15主日
見よ 兄弟が共に座っている
何という恵み 何という喜び
今日の福音で語られるイエスのメッセージは、この詩のうちに あらわされていると思います。
「兄弟が自分に対して罪を犯したら」、どうしたらいいのかとイエスは話し始められますが、罪を犯した相手は自分にとって“兄弟”なのです。
「聞き入れなければ」……こうしてみて、ああしてみて、それでもダメなら、
「その人を異邦人が微税人と同様に見なしなさい」と言われます。 その人を、罪人と見なしなさいとは言われません。
そして、天の国のことと、私たちが生きている地上でのこととのつながりをイエスは教えてくださいます。
私たちが人との心のつながりを大切にするとき、天の国が私たちのうちに実現するということ。
天の国は、遠いかなたのところにあるのではなく、この地上に、私たちが人と心をつなぎ、人とのわだかまりを解くときに、“ある”ということを。
そして、そこに主が共にいてくださるということを。
いつくしみと愛のあるところ、神は共に。
このイエスのメッセージを信じて、今日も生きていけますように
マタイによる福音書18章15-20節
2023年9月10日