聖霊降臨後第9主日
今日の福音で、イエスはこう言われます。
「腰に帯を締め、ともし火をともしていなさい。」
私にとって、腰に帯を締める、ともし火をともすとは、どういうことなのでしょう。
私たちは毎日家のそうじや洗たく、食事作りをし、腰に帯を締めることはないのですが、イエスは何を言っておられるのかと心に留めながら数日過ごしていました。すると、心に浮かんだのが、 最後の晩さんで弟子たちの足を洗われたイエスの姿でした。イエスは、手ぬぐいを腰にまとい、弟子たちの足を洗われたのです。私にとって腰に帯を締めるとは、イエスのように仕える者となることなのだと気づきました。
また、ともし火をともすとはどういうことなのでしょう。
いつ、どのような時でも、神が私たちのことを心にかけ、恵みを豊かに注いでくださっていることを忘れないでいることはとても大切なことです。旧約のイザヤ書にこう述べられています。
「母親が自分の産んだ子を憐れまないであろうか。たとえ女たちが忘れようとも、わたしがあなたを忘れることは決してない。見よ、わたしはあなたをわたしの手のひらに刻みつける。」(イザヤ書 49:15.16)
神が私たちのことを忘れることは、決してないのです。
ルカによる福音書12章32-40節
2025年8月10日