聖霊降臨後第17主日

今日のみことばは、使徒たちがイエスに「わたしどもの信仰を増してください」というところから始まります。
使徒たちの中でも、「信仰」の必要性を感じたのではないでしょうか。イエスは、彼らに「……その僕が畑から帰って来たとき、『すぐ来て食事の席に着きなさい』と言う者がいるだろうか。むしろ、『夕食の用意をしてくれ。腰を締め、わたしが食事を済むまで給仕をしてくれ。お前たちはその後で食事をしなさい』と言いうのではなかろうか。……」と言われます。
このイエスの話は、一見厳しい言葉のように聞こえます。
しかし、「信仰」を増すためには、主人への奉仕の中に【愛】が必要なことを伝えようとしているのかもしれません。僕が主人に対して「給仕」をするのを【義務】として思っている間は、ただ単に仕事となってしまいますが、そこに【愛】が加わるとそれは、【奉仕】に変わります。
私たちは、与えられた「仕事」をただ行うだけではなく、【愛】が加わった【奉仕】に変えることができる【信仰】をいただけることができたらいいですね。

ルカによる福音書17章5-10節

2025年10月5日