降誕日
「天使は(羊飼いたちに)言った。『恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる……あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。』」ルカのクリスマス物語。
赤ん坊が突然、 大人たちのグループの真ん中に入って来ると、電車の中でも、雰囲気が変わる。 赤ちゃんは何もしていないし、 何もできないけれど大人の心を平和と安らぎへ変容させることが多い。 オリエンスのある通信講座の言葉を 紹介したい。 「愛されること 愛されることを素直に受け入れることが喜びだ、ということ:それが人生最初のレッスンです。私たちの神は、ご自分の愛を示すために、この道を選んだ。イエスご自身が母マリアとヨセフから馬小屋でこの人生の最初のレッスンを学んだ!」
そして、ベツレヘムの羊飼いたちがこの喜びのニュースを一番先に受けた。 変な言い方になるが、聖書に出てくる神の愛は平等の愛ではないようだ。神の愛はいつも最もシンプルな人たちに傾いていることを静かに黙想したい。イエスの誕生の意味は天使によって、 馬小屋にではなく、離れたところ、夜の暗闇の中で、ベツレヘムの田舎で野宿している羊飼いたちに与えられた。 今日、一番大事なことはクリスマスのメッセージを受け入れることである。
羊飼いたちから学びたい、三つのことを!
“出る”こと: 感動して、動き出す。 羊飼いのように、 小さいしるしをわきまえて、 「急いで、ベツレヘムへ行って、 しるしを探し当てよう」。
”出会う”こと:馬小屋で、マリアとヨセフ、また、飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てる出会い。
“分かち合う”こと:他の人々にこの喜びのニュースを知らせ、分かち合う。
賛美と感謝のうちに “クリスマスの福音” の証人となる。クリスマスが終わってからも、この心の持ち方を大事にする。 母マリアのようにこれらの出来事をすべて心に納め、受け入れ、そして後で思い巡らせることで、心を育てる。
クリスマスおめでとうございます。
ルカによる福音書2章1-20節
2022年12月25日