復活節第6主日

キリストを信じる共同体を生かし、
実らせるのは信仰です。
キリストを信じる者は、
その枝になり、実を結びます。
しかし、実りは、
枝が木に繋がっている結果です。

洗礼を受けた私たちは、
枝が木の樹液を受けて成長する様に、
信仰生活を生かす
「キリストの樹液」(サクラメントやみ言葉)から、充分に受けなければ、
やがて枯れて行くでしょう。

農夫は、天の父です。
枝が枯れないよう刈り込みます。
キリスト自身、
試練を受けたように、
何かを身に着けようとすれば、
鍛錬を受ける「刈り込み」が必要です。

イエスは繰り返し弟子たちに、
「私に留まりなさい」と言います。
キリストの愛に留まり、
そのことばを心に留めようとすれば、
愛が実り、人々の心に
喜びを与える事になるでしょう。

パウロは、
キリスト者を激しく迫害しましたが、
キリストに出会い、
そこに徹底的にとどまり、
「私が生きるのではなく、
キリストが私の中に
生きておられるのです。」
と言えるまでになりました。
多くの実を実らせたのです。

ヨハネによる福音書15章1-8節

2023年5月14日