復活節第3主日

今日の福音で、ルカは復活したイエスが再び弟子たちに現れた出来事を語っています。
エマオへの道の途中で、イエスに出会った二人の弟子の話に他の弟子たちが耳を傾けていると……イエス御自身が彼らの真ん中に立って「あなたがたに平和があるように」と言われます。 イエス御自身が、復活したイエスが、弟子たちの真ん中に立ち、「平和」と言われます。
これは、弟子たちにとっても、イエスにとっても、とても大切なことなのです。
このイエスの姿、呼びかけを、今日、祈りの中で心に深く刻みたい。
そしてさらに、恐れおののく弟子たちに、御自分の傷ついた手や足を見せて「触ってよく見なさい」と語りかけられるイエスの姿に心打たれます。
あの十字架上でのいたたまれない苦しみと弱さを身に負ったままの姿で、御自分の身体と心にあふれんばかりの赦しと優しさをまとって、イエスは弟子たちに語りかけ、共に食事をなさいます。
イエスの心には、愛と友情の光がともっています。復活したイエスと食事を共にする弟子たちの目と心には 涙があふれていたことでしょう。
イエスに赦されたことを知った者は、今度は自分が他の人を赦していく者へと変えられていきます。
その使命と復活したイエスの平和を心に抱いて生きていくようにと、すべての人が招かれています。

ルカによる福音書24章36-48節

2024年4月14日

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