復活日

私たちは、一人ひとり「ふるさと」があります。「ふるさと」の意味を調べると、「その人が生まれ育ったり、短からぬ歳月住んでいたことがあったりする土地」(『新明解国語辞典』)とありました。その他に、「第二のふるさと」というのもあるのではないでしょうか。その人にとって、何かの縁がきっかけで、その土地が自分にとっての思い出の場所であったり、安らぎの場所に出会ったりする土地です。
今日のみことばは、イエスが復活された場面です。残念ながら、イエスが復活する場面を描いた記事は、どの福音書にも載っていません。ですから私たちは、イエスがどのように復活したのか知ることができません。ただ、共通するのは、【空の墓】ということです。さらに、共観福音書では、必ず天使が現れていて「ガリラヤへ行きなさい」と伝えています。
今日のみことばは、マグダラのマリアともう一人のマリアが、墓を見に行くところから始まっています。彼女たちが、イエスが葬られた墓に行くと、大きな地震が起こって、主の天使が降りてきて、墓を塞いでいた石をわきへ転がし、その上に座るのを見ます。天使たちは、彼女たちに「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方は、ここにはおられない。かねて言われていたとおり、復活なさったのだ。……あなたがたより先にガリラヤに行かれる。そこでお目にかかれる」と伝えます。彼女たちは、恐れながらも大いに喜び、弟子たちに知らせるために走っていきますが、途中イエスに出会います。イエスは、天使が言ったように、「兄弟たちにガリラヤへ行くように言いなさい。そこでわたしに会うことになる」と伝えます。ガリラヤは、弟子たちにとってイエスと出会い一緒に過ごした場所ですし、イエスが多くの人を癒し、教えた場所でもあります。きっと、弟子たちにとって【ふるさと】と言ってもいいでしょう。
私たちにとって、【ガリラヤ】はどこなのでしょう。あらためて、私たちが復活されたイエスと出会った時の気持ちを振り返り、その喜びを感謝することができたらいいですね。

マタイによる福音書28章1-10節

2026年4月5日

主日の福音から

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