聖霊降臨後第4主日
天の父である神と使徒たちとの関わりが物語られています。使徒たちは常に神の仲間として生きるときに、助け出されます。神は、助けを求める貧しき人間を大切にもてなし、救い出します。
預言者エレミヤの時代から12使徒たちの時代にいたるまで、常に、神は相手を見棄てませんでした。その真実は、ローマの教会の時代においても引き続きあかしされ、今日にまでいたっています。信仰者の歴史ひいてはキリスト者にとっての歴史とは、神のいつくしみ深さをあかしする日々の積み重ねなのでしょう。人は人を裏切り、棄てます。人の仲間として生きたとしても。しかし、神は決して人を裏切らず、見棄てません。神の仲間として生きたほうが、人は安心して前進することができます。そのことに、エレミヤもパウロも気づいています。神の徹底的ないつくしみについては、御独り子イエス・キリストが使徒たちに対して明確に述べています。父の意志は独り子イエスの意志でもあるのです。この真実を、イエスは使徒たちに明確に物語っているのです。
私たちは、どうでしょうか。果たして、使徒たちのように、イエスのまごころこもった語りかけを受け容れているでしょうか。常に、自分の態度を見直す必要があるのかもしれません。古代のエレミヤや二千年前の使徒たちのように、神への信頼を保ちつづけて生きることが肝要です。父である神のいつくしみを徹底的に身をもって示した独り子イエス・キリストの語りかけを心に留めて、今日も私たちは歴史の流れを引き受けて前進するのです。
マタイによる福音書10章16-33節
2026年6月21日

