相手を「見て……深く憐れむ」イエス。しかし、私たちの場合は、相手を「見ないで、たいして何も感じないままで通り過ぎる」ことが多いのかもしれません。 そうなると、まず、相手に目を向けて、相手の気持ちを察してから、自分の身で相 […]

今日の福音で、イエスは弟子たちを派遣されます。一人ずつではなく、二人ずつ組みにして。このようにして弟子たちを送り出すイエスの思いに、心を傾けてみたいと思います。どのような言葉でイエスは弟子たちを励まし、使命を託されたので […]

私たちは、時々周りの人に対して、「先入観」をもったり「レッテル」を貼ったりして、本当のその人の【良いところ】を見逃す傾きがあります。例えば、「あの人は、怒りっぽいから」とか「あの人は、優しすぎてちょっと」というように何か […]

今日の福音に挟まれて福音では読まれませんでしたが、二つのいやしの話が書かれています。ヤイロの娘の話はヤイロとイエスの出会いで始まる。ヤイロはイエスが死にかかっている娘をいやすことができると信じている。イエスはその心を受け […]

神は嵐を鎮めます。これはヨブ記からわかることです。神は相手をかばい、護るために、必要以上の嵐が吹き荒れる現実を押しとどめます。 しかし、新しいものが生じるときには、駆り立てるほどの荒々しい力があふれだします。第二コリント […]

今日の福音で、イエスは神の国のたとえ話をされます。 種まきのお話です。イエスがお育ちになったナザレ。30年もの長い間暮らしたところ。 公生活を始め福音を人々に宣べ伝える前に、人目に隠れ、村人と一緒に生きられたイエス。 ナ […]

今日の福音書を読んでいるとイエスの話を聞きに、またイエスに会いに人々が大勢集まってきた様子が、まず目に浮かんできます。 実に大勢の人が集まったので、一同は食事をする暇もないほどだったとマルコは語っています。どのような人が […]

キリスト教の洗礼を受けていなくても、三位一体という言葉は聞いたことはあるかもしれません。三位——3つの位格、ペルソナ。ペルソナとはパーソン、人格ともいえるので、なにか、モノや動物とは区別され、我々人間とも人格的なコミュニ […]

私たちは、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」……と時刻によって違ってきますが、人と会う時に【挨拶】を交わします。しかし、全く知らない人には、よほどのことがない限り挨拶をすることはありません。以前、「『挨拶をするのは […]

13日の木曜日は、昇天日でした。主イエス・キリストは神によって天に挙げられます。同時に、主イエス・キリストご自身も全力を尽くして神のもとへと上昇してゆきます。神の助力とキリストの実力とは、相まってひとつになります。その協 […]