聖霊降臨後第19主日

神の御心を知るのは、だれでしょうか。
ファリサイ派の人たちが、律法の専門家として知られていました。彼らが、より細かく律法に書かれている掟を覚えていたからです。
当時、ことばと行いによって、イエスの名がよく広がっていたし、人々はイエスを求め、従っていました。
ファリサイ派たちは、この現象を見て、ねたむ心を抱き、イエスの権威とその教えを注目しながら、イエスを滅ぼそうとねらっていました。
今日の福音では、ファリサイ派はイエスに向かって、離縁状について質問します。妻に渡してもいいのかどうかと。イエスは、モーセの教えに対して反対するどころか、「あなた方の心が頑固なので、このような掟をモーセは書いたのだ。
しかし、天地創造の初めから、神は人を男と女とにお造りになった。・・・従って、神が結び合わせてくださったものを人は離してはならない」と。
人の罪によって、世界には、分裂や敵意が表れました。父と母を離れて、一心同体となった二人の者は、神から来る愛の基準に達して歩むなら、常に、互いの弱さを赦し合って、強い絆でその家庭を守ります。
しかし、愛の代わりに、かたくなな心を抱き、自分の欲の声に従っていけば、二人は、神の御心から離れていきます。離縁状を書いて離縁することを許すかどうかと質問する前に、自分の心が何にとらわれ、誰と結ばれているかを考え直した方いいのではないでしょうか。
ファリサイ派たちは、妬みから、イエスを滅ぼしたいので質問しますが、イエスは、彼らの心を知り、
彼らの言うことと、することが違うので、弟子たちに注意するようにと、厳しく話されたのです。
「子供のように神の国を受け入れる人でなければ、
決してそこに入ることはできない」と。

マルコによる福音書10章2-9節

2021年10月3日